オスプレイ、普天間深夜飛行60回 防衛局13年度調査


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 【宜野湾】沖縄防衛局は18日、米軍普天間飛行場で2013年度(13年4月~14年3月)に行ったMV22オスプレイや回転翼機(ヘリコプター)の飛行状況調査結果を発表した。同飛行場で確認されたオスプレイの離陸は838回、着陸は約825回で、日米で合意した航空機騒音規制措置で運用が制限される午後10時以降の飛行は60回だった。

 調査は、日米両政府が04年の沖国大ヘリ墜落事故を受けて普天間飛行場の場周経路(滑走路を中心に周回する飛行の経路)について再検討し、07年に合意したルールが守られていないとの指摘を受け、防衛局が10年1月から通年で実施している。
 ヘリの航跡結果では12年度の結果同様、日米間で合意した飛行場の場周経路を逸脱した航跡が多数あったが、防衛局は「米軍が(合意を)守っていないということを示すものではない」と前年度の見解を踏襲している。