ブイ、シュワブに搬入 辺野古新基地


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米軍キャンプ・シュワブに入る貨物車=20日午前2時39分、名護市辺野古のキャンプ・シュワブ第1ゲート

 米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に伴う海底ボーリング調査に向け、施行区域を明示するための浮標灯(ブイ)と浮具(フロート)とみられる荷物を積んだ貨物車が20日午前2時33分、名護市辺野古のキャンプ・シュワブ第1ゲートに到着した。十数台が後に続いており、数時間以内に搬入を終える見通し。

 沖縄防衛局は、新基地建設に反対する住民らによる阻止行動を避けるため、未明の搬入を選択したとみられる。資材の搬入で反対派住民らによる海上での抗議行動を排除するためのブイの設置が可能になった。
 沖縄防衛局は台風10号の影響も考慮しながら近くブイ設置作業に着手する。同日午前1時25分ごろ、ブイやフロートとみられる資材を積んだ十数台の貨物車が那覇新港で隊列を組んで、シュワブに向けて出発した。
 ブイは19日に那覇新港に入港した貨物船で県内に持ち込まれた。港には、ブイ設置業者のものとみられる業者の荷台もあったが、19日夜までに社名がガムテープで隠された。