防衛局、ブイをシュワブに未明搬入 辺野古新基地


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キャンプ・シュワブに向け出発準備をするブイやフロートとみられる荷物を積んだ貨物車=20日午前1時ごろ

 沖縄防衛局は20日未明、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に伴う海底ボーリング調査に先立ち、施行区域を明示するための浮標灯(ブイ)と浮具(フロート)などとみられる荷物を積んだ貨物車を、那覇新港からキャンプ・シュワブに向け出発させた。

同日早朝までにはシュワブに搬入し終える見通し。新基地建設に反対する住民らによる阻止行動を避けるため、未明の搬入を選択したとみられる。資材搬入で反対派住民らによる海上での抗議行動を排除するためのブイの設置が可能になる。防衛局は台風10号の影響も考慮しながら近くブイ設置作業に着手する。同日午前0時40分ごろ、ブイとみられる資材を積んだ十数台の貨物車が那覇新港で隊列を組み、出発の準備をした。ブイは19日に那覇新港に入港した貨物船で県内に搬入された。ブイ設置業者のものとみられる業者の荷台もあったが、19日夜までに社名がガムテープで隠された。