【中国時報】偽落とし主で騒動 散乱紙幣持ち去る台北


社会
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 台北市で14日午後2時ごろ、車で走行していた市民が道に散乱している紙幣を発見した。十数人が協力して全て回収し、落とし主と思われる車の運転者に手渡した。公徳心の高さを示す美談になるところだったが、実は本当の落とし主ではなかったことが判明し、騒動となっている。

本当の落とし主はバイクで走行していたネットカフェの店長。売上金を銀行に届ける途中、路上に落としたもの。回収された現金が他人に渡されているのに驚き、返却を求めて口論となったが、車の運転手は一部を渡しただけで走り去った。
 その後、落とし主は交番に通報。総額35万元(約120万円)のうち、12万1800元(約41万円)が持ち去られたことが分かった。現在、警察では監視カメラなどから車の特定を急いでいる。