研究のヒント学ぶ 新報サイエンスクラブ報告会


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研究の現状や今後の課題などについて意見交換した「新報サイエンスクラブ フォローアップ&中間報告会」=21日、本部町の沖縄美ら島財団・総合研究センター

 【本部】県内小中学生の「科学の芽」を育み、沖縄の自然や動植物などの調査、研究を支援する「新報サイエンスクラブ」(琉球新報社主催、沖縄美ら島財団共催)の「フォローアップ&中間報告会」が21日、本部町の沖縄美ら島財団・総合研究センターで開かれた。

助成対象の個人・グループが研究の現状を紹介。沖縄美ら島財団の職員から、観察ノートのつけ方や調査研究における変化への注意など、今後のポイントを教わった。
 ことしの助成対象は32件(小学21件、中学11件)。このうち25件の子どもたちが参加。4グループに分かれて、それぞれの課題点などを報告し合った。
 松宮琉太君(伊平屋村立野甫小3年)は「塩の結晶の形」を研究中。「塩の結晶が水に溶けやすい」という課題に対し、職員の佐藤裕之さんが「乾燥剤を塩の結晶の近くに置くと、溶けにくいよ」と丁寧に指導していた。