大物を釣りたいと年に10回前後与那国へ遠征するようになった橋本理香さん。これまで船から100キロオーバーのカジキは釣り上げたが、一番に釣りたかったのはGT(ロウニンアジ)。今回も7月11日から13日までの遠征釣りで、案内役は地元のベテラン糸数普敏さん。彼の案内があれば鬼に金棒で今度こそGTと期待しての遠征。しかし、台風9号の影響で波が荒く、荒磯は無理なので久部良漁港での釣りとなった。
11日はフカセ釣りでトカジャーにパチパチラインを切られ惨敗。12日は朝から大物竿をセットしてのGT狙い。しばらくして、推定50キロと27キロと25キロの3尾の群れが港内に回遊したのを目撃。3尾はいったん港の外に出たが、その内の1尾のGTが引き返してきて、マグロの頭に食いついたが吐きだされてしまった。おそらく50キロのものと思われた。
期待は高まり、13日も午前10時ごろに50キロクラスを筆頭に3尾のロウニンが回遊したのを目撃。しばらくして大物竿が曲がったが、食いついたのは群れの中でも一番小さな25キロ。このクラスなら1人で上げられるだろうと、糸数さん。橋本さんは竿に飛びついて必死にリールを巻く。憧れのGTとのファイトに頭は真っ白だったが、気がつくと、125センチ・25キロの魚体が堤防に横たわっていた。今度は50キロの大物に挑戦しますと、彼女の与那国通いは続く。