ブイ設置へ桟橋工事 シュワブ、未明に資材追加


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工事区域を示すブイやフロート設置に向けた桟橋や仮設岸壁の建設とみられる工事を始めた作業員ら=22日、名護市辺野古

 米軍普天間飛行場の名護市辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸への移設計画で、沖縄防衛局は22日、シュワブ内大浦湾側の海岸で、工事区域を示すブイ(浮標灯)やフロート(浮具)設置に向けた桟橋や仮設岸壁の建設とみられる工事を始めた。

この日は海上での作業の様子は見られなかったが、同日未明には、トレーラー約20台が資材などをシュワブ内に搬入した。
 建設現場では午前8時50分ごろから重機が動き始め、クレーン車が黒い網に入った岩石をトラックの荷台から砂浜に下ろし、ショベルカーで岩石をならす作業が確認された。排水のためとみられる細長い灰色のパイプや約5メートルの黒いパイプも敷かれた。午後6時半ごろ、岩石の上に土砂がかぶせられたところで、この日の作業は終わった。
 いずれも仮設岸壁やブイを海上に運ぶための桟橋の一連の作業とみられる。