辺野古、初の夜間集会 シュワブ前に50人 資材の搬入なし


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米軍キャンプ・シュワブ新ゲート前で新基地建設反対を訴えシュプレヒコールを上げる住民ら=23日午前1時5分、名護市辺野古

 【名護】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古での埋め立て工事に反対する人々約50人が23日午前0時、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブの新ゲート前で抗議集会を開いた。深夜の集会は防衛省による未明の資材搬入を阻止するために初めて開かれた。

 これまで搬入があった午前2時半ごろまで座り込みを続けたが、搬入の動きがみられなかったため解散した。
 集会では市内外から駆け付けた市民らが一列に並び「埋め立て反対」「新基地反対」と声を上げながらゲート前を行き来した。その後、スクラムを組んで「沖縄を返せ」を歌った。
 沖縄平和運動センターの山城博治議長は「二度と悔しい思いはしたくないという思いでここに立った。物資搬入を止めるのは可能だ。頑張るぞ」と呼び掛け、参加者全員が気勢を上げた。【琉球新報電子板】