多彩な芸 堪能
県外に住むウチナーンチュに沖縄の芸能を堪能してもらおうと、川崎ウイークでは琉球舞踊公演と沖縄お笑い寄席を開催した。
琉舞は宮城能鳳さんと玉城節子さんが「かぎやで風」のほか「浜千鳥」や「四ツ竹」など代表的な古典踊りを舞った。
地謡を担った川崎沖縄県人会の沼崎裕二さんら7人は「人間国宝の地謡を務められて勉強になった」と喜んだ。
お笑い寄席では6月に二つ目に昇進したばかりの立川笑二さんが古典落語の「真田小僧」を披露し、小ざかしい子どもと親の掛け合いを語った。
うちなー噺家の立川志ぃさーさんは家族を養うために危険なダイナマイト漁をする父親をめぐる母子のやりとりを面白おかしく披露した。「ヨイトマケの歌」を交え、親子の愛情にほろりとさせられる場面もあり、観客は大いに楽しんだ。