第二種電気工事士 全員受験へ 美里工、早朝講座も生徒意欲


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二種工事士の試験対策に取り組む美里工業高の生徒=22日、沖縄市の美里工業高校

 【沖縄】第二種電気工事士の全員受験を方針に掲げる美里工業高校(松島寛尚校長、沖縄市)で、電気科の生徒が試験対策に取り組んでいる。早朝講座の開講など、科を挙げての対策にことしから乗り出した。第1次の筆記試験では、45人(57%)が通過、今月27日の2次の技能試験に向けラストスパートをかけている。

 美里工業高校では、本年度入学生から第二種電気工事士の全員受験を方針に掲げ、入学試験の段階から周知を図ってきた。住宅や商店、小工場など一般用電気工作物の作業に従事できる第二種電気工事士は、産業界で需要も高く、難易度の高い国家資格だ。
 ことし入学した1年生の徳柊亨さん=金武町=は、1次試験を通過し、2次に向け対策に本腰を入れる。配線図を示され、図面通りの組み立てをする技能を30回以上特訓しているという。将来を見据え「取れる資格は全部取りたい」と意欲を語る。
 松島校長と担当の山城哲哉教諭は「入学してわずか2カ月で臨む試験だが、生徒たちは皆よく頑張っている。今後も教職員一丸となって文武両道の姿勢でやっていきたい」と話した。