【台風１２号】大東島、昼すぎ最接近

　気象庁によると、３０日午前３時、フィリピンの東の海上で熱帯低気圧が台風１２号に変わった。その後、大型に発達した台風１２号は３０日午後９時現在、那覇から南南東に約３９０キロの海上を１時間に３０キロの速さで北に進んでいる。暴風域は伴っていない。

沖縄気象台によると、大東島地方が３１日昼すぎから夕方にかけて、宮古、石垣、与那国地方は同夜、沖縄本島中南部と久米島は１日明け方から朝にかけて、同北部は１日朝から昼前にかけて最接近する見通し。
　３０日夕方に沖縄本島地方と大東島地方、宮古島地方と石垣島地方の一部は夜にそれぞれ強風域に入った。
　中心気圧９９０ヘクトパスカル、最大風速２０メートル、最大瞬間風速３０メートル。大東島地方には波浪警報が出されている。気象台は３１日朝、本島地方にも波浪警報の発表を予定している。
　３１日午後からは本島地方などで大雨となる可能性が高い。
　３０日はすでに一部の離島便が欠航するなど船便にも影響が出た。３１日も欠航が決まっている便がある。
　気象庁によると３０日午後９時現在、台風１１号は中心気圧９９２ヘクトパスカル、中心付近の最大風速２３メートル、最大瞬間風速３５メートル。マリアナ諸島付近にあり、１時間に１０キロの速さで西に進んでいる。