辺野古工事、台風去り搬入活発化 ゲート前抗議も再開


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米軍キャンプ・シュワブ内に資材を搬入しようとするトラックに名護市への新基地建設反対を訴える市民ら=2日午後1時40分ごろ、名護市辺野古

 【名護】台風12号が沖縄から遠ざかった2日、沖縄防衛局は今月中旬以降、米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた海底のボーリング調査に着手する方向で、関連資材を運び込むなど作業を活発化させた。

台風の接近で当初予定していた7月内の海上作業の着手は延期されたが、防衛局は旧盆明けの11日以降、海上でのブイの設置作業を始める方針だ。米軍キャンプ・シュワブの第1ゲート前では、市民らが台風接近で中止していた座り込みや監視行動を2日ぶりに再開した。
 2日は、第1ゲート前の歩道に設置された鉄板と鉄柵の抗議やトラックのゲート進入阻止をめぐって、市民らと機動隊とのもみ合いが繰り返された。
 浮桟橋が設置されていたシュワブ内の沿岸部は、浮桟橋が陸に上げられたままで海上での作業は確認されなかった。