オスプレイに落雷 普天間駐機中「重大事故」に分類


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 【ワシントン=島袋良太本紙特派員】米海軍安全センターの米軍航空機事故リストによると、米海兵隊所属の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが6月27日に沖縄で落雷事故に遭い、事故の規模が最も重大な「クラスA」に分類されていたことが分かった。

 県基地対策課は、報道を見て5日、沖縄防衛局を通じて海兵隊に問い合わせをしたところ、「6月27日ごろ、普天間に駐機中に落雷の被害を受けたとのことだった」とした。その上で、同課は、「飛行中の事故ではないので、海兵隊への要請などは現段階で特に考えていない」と話した。
 米海軍安全センターのクラスA事故一覧表は「事故は岩国基地(山口県)から普天間飛行場への移動中に起きた疑いがある」と記録している。オスプレイは外来機としては沖縄に飛来しないため、事故機は普天間飛行場所属とみられる。
 米海軍安全センターは航空機事故をAからCの度合いで分類。最も重大の「クラスA」は損害額200万ドル(約2億円)以上の事故が該当する。今回の事故も機体損傷の度合いが大きかったことがうかがえる。
英文へ→Lightning strikes MV-22 Osprey belonging to US Futenma base