革靴の本場・イタリアで工房を設立し、靴職人として活躍する宮城健吾さん(38)=東村出身=の初の個展が9日、浦添市のてぃーだスクエアで開かれている。10日まで。
宮城さんは靴の裁断から仕上げの染色まで、全ての工程をミシンなどを使わず、1人で行う。仕上がるまでに半年から1年近くかかることも。
「靴職人・宮城健吾オーダーメイド靴展~靴工房カステッリーノ創立10周年記念」と題した個展の会場には、子ども靴から婦人靴、紳士靴など約100点を展示。訪れた人たちは靴を手に取り、しっかりとした作りや革の色の美しさを確かめていた。
イタリア・ボローニャに工房を設立して10年。宮城さんは「沖縄や東村の皆さんに支えられてここまでこられた。最初に個展をするのは沖縄で、と決めていた」と話している。