米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に向け、12日午前、米軍キャンプ・シュワブ沿岸部で再設置された浮桟橋周辺で、作業警戒に当たるための海上保安庁のゴムボート10数隻を海上に降ろす作業が行われた。11日に降ろされたものを含め、浮桟橋周辺ではゴムボート計24隻、海上では6隻確認されている。ゴムボートを海上に降ろす作業は、同日午後11時すぎにはほぼ完了したとみられる。
ゴムボートには海上保安庁の隊員らが乗り込み順次、出港している。辺野古移設の作業に向けたブイなどを海上に運ぶ様子は確認されていない。
浮桟橋は台風の接近で一時、陸上に引き揚げられていたが11日午前に再び設置された。新基地建設に反対する市民らは、カヌーなどで海上での抗議行動を始めている。
一方、キャンプ・シュワブの第1ゲート前では、クレーン車や土のうなど資材を載せたトラック、バスなどの車両が頻繁にゲート内に入る様子が確認された。
ゲート前で座り込みをする市民らは「辺野古埋立禁止」「新基地反対」などのプラカードを掲げ、作業が進んでいることに抗議を続けている。
【琉球新報電子版】
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