名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前では14日午前8時ごろから市民が続々と集結、1時間ほどで100人を超えた。
午前9時20分ごろ、地面を整備するためのローラー車を荷台に積んだ大型トラックが到着すると、市民が「工事車両帰れ」などと声を上げながら車列の前に立ちはだかり、取り囲んだ。
民間の警備員が押し戻そうとしたが、直後に可動ゲートの内側から機動隊バスに待機していた警察官数十人が一斉に市民に駆け寄り、車道を確保するため市民を強制的に排除した。
午前9時すぎにも、破砕石を大量に積んだ大型トラック6台が基地に入ろうとすると、多数の警備員が市民の車道への進入を拒んだ。
沖縄平和運動センターの山城博治議長は拡声器で、「もっと人が集まりゲートを閉鎖に追い込み、防衛当局、米軍にとって工事は大損失だということを知らしめなければいけない」と、さらなる参加を呼びかけた。
【琉球新報電子版】