【電子号外】迫力演舞に熱気 全島エイサー最高潮


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 【沖縄】沖縄の夏の風物詩・第59回「沖縄全島エイサーまつり」(主催・同実行委員会=沖縄市、琉球新報社、沖縄テレビ放送、市観光協会、市青年団協議会)は17日に最終日を迎え、沖縄市内外から集結した計15団体が繰り広げる多彩な演舞を披露した。迫力ある大太鼓やパーランク、勇壮な男踊りなど多彩な演舞を繰り広げ、観客を沸かせた。会場となった沖縄市コザ運動公園陸上競技場には、県内外から訪れた多くの家族連れや観光客がエイサーの魅力を堪能し、会場は大きな拍手と声援に包まれた。

 最終日の本祭は沖縄市立島袋小学校の元気ある演舞で幕開け。沖縄市内からは室川、胡屋、南桃原、越来、山里青年会、嘉手納町からは千原エイサー保存会、中央区青年会、金武町からは金武区青年会、うるま市からは平敷屋青年会(東)が出演。そのほか、婦人連合会や琉球國祭り太鼓などの団体も出演し、各地域の伝統を受け継いだ踊りや、県内各地の特徴を生かしたエイサーが次々と披露された。
 静岡県から訪れたという小林重紀さん(28)は「全島を見るのは2度目。映像で見たことはあったが、やっぱり実際に目の前で見ると迫力が全然違う。自分でもエイサーをやりたい」と話した。出演している娘を見に来たという砂川ツルさん(82)=北谷町=は「何度も見に来ているけど、上手な踊りに見とれて、感心しているさあ」と笑顔で話した。