箏曲新人25人合格 琉球古典芸能コンクール


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 第49回琉球古典芸能コンクール(琉球新報社主催)の箏曲新人部門の審査が22日、那覇市泉崎の琉球新報ホールで開かれた。27人が受験し25人が合格した。合格率は92・6%だった。棄権者と失格はいなかった。合格者は次の通り。(敬称略)

 照屋千尋、仲宗根杏樹、登川智音子、高江洲舞(以上那覇)屋嘉部佳槻、赤嶺涼香、与座杏奈(以上浦添)比嘉ひろ子、浦崎綾奈、当銘由亮、大庭真美子(以上沖縄)赤嶺あやの(豊見城)仲本すみれ(宜野座)大嵩すず、石嶺里菜、平良梨実花、新城晶、吉田由紀乃(以上読谷)山内竹子、玉盛彩香、城間友梨花(以上北谷)神山ななこ(八重瀬)下村祐世、新垣智恵子(以上神奈川)陳美奈(山口)

<審査講評>演奏、マナーが向上
 演奏、マナーともに良くなっている。応募可能な年齢を下げたため、若い受験者が増えた。琉球箏曲興陽会のこども奨励賞が役立っている。壮年、年配の方も諦めずに挑戦してほしい。
 課題は奏法をちゃんと理解していないため、右手と左手のバランスが悪い。指導者は調弦もしっかりして送り出してほしい。歌では発声ができていない人がいる。声楽譜を正しく教えてほしい。
 (審査員・高江洲初子、知念佐代子、神谷宏美、仲宗根巴津美、久手堅直子、知念千香子、与座末子)

※注:高江洲初子の「高」は旧漢字