新聞読み聞かせ挑戦 比屋根小、教諭らNIE研修


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
NIEの校内研修で記事の読み聞かせワークショップなどに挑戦する教員ら=22日、沖縄市の比屋根小学校

 【沖縄】沖縄市立比屋根小学校で22日、新聞を教材として活用するNIEの校内研修があった。6年担任でNIEアドバイザーの佐久間洋教諭が講師を務め、記事の読み聞かせなど気軽にできる新聞活用法を紹介した。

前任校の伊平屋小でNIEに2年間取り組んだ結果、書く力や知識・理解の向上が標準学力テストのデータに表れたことを紹介し、「教師、児童が楽しみながら継続することが何より大事だ」と話した。
 研修には24人が参加した。佐久間教諭は朝の読書に新聞を活用し見出しを読むだけで、児童が社会への関心を広げ、自分の考えを持つようになると紹介した。
 教師による記事の読み聞かせは「一方的に読み上げるのではなく言葉の意味や5W1Hを聞いたり、意見を考えさせたりと、児童とキャッチボールをしながら取り組んでほしい。低学年には写真からでいい」と説明した。
 読み聞かせワークショップに挑戦した1年担任の知花智代教諭は「いろんな質問が出ることも想定し、教師が新聞をちゃんと読んで社会の出来事に関心を持って子どもたちとのキャッチボールを楽しみたい」と話した。