箏曲最高部門15人合格 琉球古典芸能コンクール


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 第49回琉球古典芸能コンクール(琉球新報社主催)の箏曲最高部門の審査が25日、那覇市泉崎の琉球新報ホールで開かれた。22人が受験し、15人が合格した。合格率は68・2%だった。失格が5人で棄権者はいなかった。合格者は次の通り。(敬称略)

 玉城千夏、上原麻美、野里奈津子(以上那覇)兼本康輝、首里友香(以上沖縄)安富祖和枝(恩納)芳野円香、銘苅和子、與那嶺琴菜(以上読谷)津波古京子(嘉手納)當間公子、城間亜衣梨(以上南風原)前川美智子(東京)石黒愛菜(神奈川)知念理香(大阪)

<審査講評>全体的に好演奏 基本奏法大切に
 全体的に良かった。最高賞らしい演奏だった。若い世代が多く、活気がある。途中まで良かったが緊張で(止まって)失格になる人もおり、もったいなかった。
 課題としては基本の奏法を忘れないでほしい。左手の奏法では「揺絃」と「突絃」の区別がつかなかった。右手は「月ノ輪」「撫拍子」などができていない人がいる。また歌詞が聞きづらい。節入れは良かった。礼、立ち振る舞いも丁寧にしてほしい。
 (審査員・高良時江、宮城泰子、米須好子、赤嶺弘子、大道タケ子、上地律子、宮城秀子)
※注:高良時江の「高」は旧漢字