【中国時報】香港、経済優位性が減少 二級都市転落も


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 中国の独立系シンクタンク「智谷趨勢」はこのほど、広州、深〓、天津のGDPが3年後には香港を上回るとする分析結果を発表した。2022年には、内陸にある重慶や成都にも追い抜かれ、国際的な金融とビジネスの都市は、中国の二級都市に転落するとも予想している。

 同社によると、香港の経済的な優位性は海外への門戸を閉ざしていたからこそ成立したもの。そのため80年代までは、GDPでは中国の都市を20倍から30倍と大きく引き離していた。しかし、中国が経済的に門戸を開いたことで優位性は減少。近年その傾向がますます顕著になったと分析している。
 2013年のGDPが約3兆人民元(約52兆円)となった台湾も香港同様、優位性は大きく減退。既に広東省、江蘇省、山東省、浙江省、河南省に遅れを取っている。

※注:〓は土ヘンに「川」