琉球新報社 那覇市出身のシンガー・Ｍａｎａｍｉが企画したライブ「Ｍａｎａｍｉ ｐｒｅｓｅｎｔｓ Ｇｉｒｌｓ ｂｅ ａｍｂｉｔｉｏｕｓ Ｖｏｌ．１」が２７日、那覇市のライブハウス「Ｏｕｔｐｕｔ」であった。県出身の女性アーティストのみのライブで、かわいらしく、熱いステージを展開した。
ライブのスタート前に、Ｍａｎａｍｉが「かわいいだけじゃない。しっかりと意志を持って沖縄で活動している子ばかり」とあいさつする。
現役高校生で伊江島出身のシンガーソングライター・Ａｎｌｙがトップバッターを務めた。ギターをかき鳴らすと乾いた音色がステージを包む。「北斗七星」など、１７歳とは思えない大人びた声とブルース調の曲で会場を盛り上げていく。
続いて登場したのはｎａｔｃｈｙ。「小学６年生で、落ち込んでいた時に耳にして歌手を目指そうと思った曲」と話す絢香の「みんな空の下」をカバー。情感たっぷりに歌い上げる。オリジナル曲の「Ｆｉｇｈｔ！」ではパワフルな声量が観客を圧倒する。Ａｎｌｙとの即興のセッションでは「２人ともファン」と話す絢香「にじいろ」を披露した。
県外での活動も展開するシンガーソングライターＳｕｚｕ。「ｓｔｅｐ ｂｙ ｓｔｅｐ」のほか、プラスチックのコップを使い、リズムを取りながら歌う「ＬＯＶＥ ＴＯ ＹＯＵ―ｂｙ ＣＵＰＳ―」では観客の手拍子も重なる。
ＭａｎａｍｉがＣＭソングでもおなじみの「シャングリラ」を歌うと会場は一段と熱を帯びる。「オレンジ」をしっとりと歌い、「恋の夢」「Ｊｕｎｇｏｌｄｅｎ ｎｉｇｈｔ」ではダンスも交え、リズミカルな楽曲を立て続けに披露。「今日の出会いに感謝したい」とアンコールでは「ベストフレンド」を観客とともに歌声を響かせた。
ライブ終了後に、ステージに現れた出演者の表情は充実感に満ちあふれていた。来年３月にはライブの第２弾も決定。県出身アーティストのさらなる活躍、パフォーマンスの高さを期待させる一夜となった。（大城徹郎）
