オスプレイ、一時動力失う 離陸後、北ペルシャ湾


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 【ワシントン=島袋良太本紙特派員】米海軍によると日本時間1日夜、北ペルシャ湾で強襲揚陸艦から離陸した米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22が一時的に動力を失い、搭乗員2人がパラシュートで脱出した。

2人のうち1人は海上で救助されたが、残る1人が行方不明となっており、米海軍と海兵隊が捜索を続けている。
 米海軍の発表によると、動力を失ったオスプレイはカリフォルニア州ミラマー基地を拠点とする第163海兵中型ティルトローター飛行隊(VMM163)の所属。同飛行隊所属のオスプレイは8月、外来機として米軍普天間飛行場に2機が飛来していた。
 米海軍によると、事故は北アラビア湾を航行していた強襲揚陸艦からオスプレイが離陸した直後に発生した。
 事故原因は調査中。オスプレイはその後、制御を回復し、再び強襲揚陸艦の上に着陸したが、隊員2人はその前に機体を脱出したという。