台風18号 大東島地方、暴風域抜ける 漁船などに被害


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 大型で強い台風18号は5日午前9時現在、屋久島の南南東約170キロにあり、1時間におよそ20キロの速さで北に進んでいる。大東島地方は同日午前1時ごろには暴風域を抜けた。沖縄気象台よると、大東島地方が強風域を抜けるのは5日夕方ごろの見込み。

 南大東村役場によると、村内の近々取り壊す予定だった老朽化した倉庫が倒壊したほか、公園のフェンスが一部損壊、また塩屋海岸の案内標識が損壊、漁港内の漁船が破損しているという。
 北大東村は車庫の屋根が飛ぶ被害があった。両村共に避難していた村民は午前7時半までに、全員帰宅した。
 沖縄電力によると5日午前8時55分までに、南北大東村の高圧配電線路の送電復旧が完了した。一部の家庭は引き込み線の断線¥どが原因でまだ停電が続いている所もある。
 沖縄本島地方は、うねりを伴う大しけとなっており、沖縄気象台は高波と強風の注意を呼び掛けている。
【琉球新報電子版】