【中国時報】不動産高騰に抗議 2万人、台北で座り込み


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 不動産の高騰により住む場所を確保できないと抗議する民衆約2万人が4日夜、台北市で徹夜の座り込みを行った。来月行われる統一地方選挙の候補者も一部が支持を表明しており、運動は全国に波及する動きを見せている。

 民衆は著名人が多く居住することで知られる超高級マンション「帝宝」を包囲する形で集結。企業による投機的な不動産購入を容認する税制と一般庶民向けの公営住宅の拡充、賃貸住宅の不足などを訴えた。
 台湾では従来、結婚したらマイホームを所有することが主流で、賃貸住宅の数は比較的少ない。
 座り込みに参加した民衆は若年層が中心で、マイホームの購入を諦めたという民衆は「賃貸でもいいから住む場所が欲しい」と政府による救済策を強く求めた。