台風19号、温帯低気圧に変わる 死者2人、負傷者相次ぐ


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 台風19号は13日、鹿児島県に上陸して九州、四国を通過し、大阪府に再上陸した。14日は広い範囲を風速25メートル以上の暴風域に巻き込み、列島を縦断しながら関東から東北へ進んで太平洋へ抜け、温帯低気圧に変わった。
 共同通信のまとめで、これまでに鳥取県と愛媛県で計2人が死亡、静岡県で1人が行方不明となり、転倒するなどして全国で計90人が負傷した。噴火が続く御嶽山では13、14日の不明者捜索を中止し、地元自治体は火山灰による土石流への警戒を続けた。
 各地の自治体が出した避難勧告の対象は静岡県で約77万人、宮崎県で約34万人など全国で計約175万5千人に上った。
(共同通信)