比嘉さん創作舞踊大賞 国立劇場おきなわ


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昨年の独演会で「遊行流れ」を踊る比嘉いずみさん=2013年5月19日、浦添市の国立劇場おきなわ

 国立劇場おきなわは17日、第5回創作舞踊大賞(同劇場主催)に県立芸大准教授で親泊流輝(かが)てぃ會(かい)会主の比嘉いずみさんの「遊行流(ゆぎょうなが)れ」を選んだと発表した。奨励賞は玉城靜江さんの「志情(しなさき)の綾糸(あやいと)」、佳作は真境名あきさんの「十五夜(じゅうぐや)」が選ばれた。

 比嘉さんは「チャレンジのつもりで応募したが驚いた。伝統を受け継ぐとともに、私たちが生きる時代に合った作品を増やしていきたい」と喜んだ。審査講評では「民俗伝承の京太郎(ちょんだらー)芸を素材に、民俗性を離れる試みとその味を生かす工夫が所作と振り付けに生かされている」と評価された。
 ことしは自由作品部門に5作品の応募があった。受賞作品は12月20日に同劇場の創作舞踊公演で上演される。