男子バスケ沖縄選抜2回戦突破 長崎国体第8日


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
バスケットボール少年男子2回戦 沖縄―岐阜 第3クオーター、リング下でシュートを狙う城間銀次郎=19日、長崎県立総合体育館(金良孝矢撮影)

 【長崎国体取材班】第69回国民体育大会(長崎がんばらんば国体)は第8日の19日、長崎県(一部熊本県)の各地で競技を行った。ハンドボール少年男子の興南高は準決勝で岡山選抜を36―20で破って決勝に進出し、同校9年ぶりの高校3冠に王手をかけた。

20日の決勝で神奈川選抜と対戦する。バスケットボール少年男子の沖縄選抜は2回戦からの出場で、岐阜を81―69で下し初戦を突破した。ライフル少年男子10メートルエアライフル立射60発の仲村太智(興南高)は5位だった。成年男子50メートルライフル三姿勢120発では玉城弘也(明治大)が8位に入り、同種目で県勢初入賞を果たした。ソフトボール少年男子は前回大会の初戦で敗北した埼玉に準々決勝で敗れ、雪辱を果たせなかった。なぎなた成年女子は試合の2回戦で山梨に勝利し、3回戦進出を決めた。演技はベスト16だった。陸上競技は少年女子Bの100メートル予選で比屋根愛夏(中部商高)が12秒51で予選を突破したが準決勝で敗れた。少年女子A走り幅跳びの平良さき(同)は5メートル66で13位だった。20日の県勢は柔道など7競技に出場する。

◆第3Q猛攻撃「しっかり次戦へ」
 バスケットボール少年男子の沖縄選抜は初戦を突破し、いいスタートを切った。
 第1クオーター(Q)は城間銀次郎(興南高)や比嘉アントニー健(前原高)がゴール下で得点し、攻撃の立ち上がりは良かったが、守りが崩され第2Qまで互いに譲らない展開となった。守備を修正して臨んだ第3Qは岐阜の攻撃を封じ、16点差と一気に引き離した。
 キャプテンの武富海志(小禄高)は「初戦を突破しほっとしている。気持ちを強く持って明日の一戦をしっかり取っていきたい」と気を引き締めた。
 井上公男監督は「メンバー全員がオールラウンドプレーヤー。高さがない分、明日は走るバスケをしたい」と話した。