成年女子(400R)決勝逃す 長崎国体第10日


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女子400メートルリレー準決勝 最終走者の玉城美鈴(左)にバトンを渡す第3走者の佐渡山みなみ=21日、長崎県立総合運動公園陸上競技場(金良孝矢撮影)

 【長崎国体取材班】第69回国民体育大会(長崎がんばらんば国体)は第10日の21日、各地で競技を行った。陸上の成年少年女子共通400メートルリレー準決勝で沖縄は46秒95で決勝に進めなかった。

成年女子走り高跳びの徳本鈴奈(那覇西高)は1メートル69を跳んで13位だった。少年女子やり投げの大城まゆ(コザ高)と少年男子B走り幅跳びの新村駿(八重山高)は9位で、惜しくも入賞を逃した。大会最終日の22日、県勢の出場は陸上少年男子B3000メートルの1競技。最終日は長崎県立総合運動公園陸上競技場で総合閉会式があり、11日間にわたる熱戦の幕を閉じる。

◆即席メンバー猛追も実らず/女子400R
 勢いよく1走の比屋根愛夏(中部商高)が飛び出し、岩永梨沙(同)につなぐ。トップと差が開きながらも3走佐渡山みなみ(宮古高)から4走の玉城美鈴(日本大)にバトンが渡る。前日の予選を46秒63で突破し、県記録46秒43に挑んだ準決勝は少しのバトンパスのズレからタイムを落とし、猛追も実らず最下位に終わった。
 佐渡山が宮古、玉城が県外のため練習もできなかったが、短期間で4人は一気に仲良くなり、再結成を望んでいる。日本王者の福島千里(北海道)と同じ2走だった岩永は「憧れの存在と走れてよかった」と語り、佐渡山も「不思議な感じ」と初の全国大会で経験を積んだ。玉城は「もっと走力をつけてみんなを引っ張る」と誓った。