米海軍「最重大」に分類 オスプレイ、ペルシャ湾事故


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 【ワシントン=島袋良太本紙特派員】今月1日に、米海兵隊の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが、ペルシャ湾で展開中の強襲揚陸艦を離陸した直後、一時的に動力を失い、機体を脱出した隊員が死亡した事故で、米海軍安全センターは21日までに、この事故を最も重大な「クラスA」に分類した。

 米海軍によると事故機は動力を取り戻し、強襲揚陸艦に着艦したが、乗員2人がこの前に機体から脱出した。1人は救出されたが、残る1人は行方不明となった。米軍は3日にこの隊員は死亡したと判断し、捜索活動を打ち切った。
 事故を起こしたオスプレイは、米カリフォルニア州ミラマー基地を拠点とする第163海兵中型ティルトローター飛行隊(VMM163)の所属。同飛行隊所属のオスプレイは8月、外来機として米軍普天間飛行場に2機が飛来していた。