県知事選 4氏がテレビ討論


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 県知事選に出馬を表明している仲井真弘多(75)、翁長雄志(64)、下地幹郎(53)、喜納昌吉(66)の有力4氏は27日、琉球放送の討論番組に出演し、米軍普天間飛行場問題などをめぐって論戦を展開した。

 討論では翁長氏が仲井真氏に「県外移設が公約だったが、今は辺野古が最も早いと言っている」と質問。仲井真氏は「公約を変えたつもりはない。普天間の危険性排除を第一に公約にしている」と回答した。
 一方、仲井真氏の「(普天間の)問題解決を政府に丸投げするのか」との質問に翁長氏は「普天間より辺野古が安全として基地建設を受け入れると、根本問題は解決しない」と述べた。
 喜納氏は司会からの「承認取り消し後にどう普天間移設を実現するか」との質問に対し「堂々と行政手続きを取り(承認を)取り消す。撤回後に辺野古も普天間も考える」と回答した。
 下地氏は司会の「県民投票でノーとなれば嘉手納統合も選択肢の一つか」との問いに対し「まずは県民の意思で国にノーと言わすことだ。この二つをやってからプランを示す」と答えた。