米連邦公開市場委が協議開始 量的緩和政策終了へ


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 【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)は28日、連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、当面の金融政策運営について協議を始めた。2日間の日程で、市場に大量のお金が出回るようにする量的緩和政策の終了を決める見通し。29日午後(日本時間30日未明)に声明を発表する。

 FRBは2012年9月に現行の量的緩和を導入した際、期限を設けず「雇用情勢が大きく改善するまで続ける」と表明した。今年9月の米失業率が5%台に低下するなど雇用回復は加速していると判断し、量的緩和に伴う米国債などの購入額をゼロにする見込みだ。一方、事実上のゼロ金利政策は当面継続する方針。
(共同通信)