リゾ婚22%増最多 5231組、経済効果78億


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県内リゾートウエディング挙式組数の推移

 県文化観光スポーツ部が28日に発表した2014年上半期(1~6月)の沖縄リゾートウエディングの実施組数は、前年同期比22%増の5231組で、同期比で過去最高を記録した。

来県者数は約8万9千人で、経済効果は約78億7千万円と推計している。認知度の向上やプロモーション活動の効果が大幅増の要因とみられる。
 国内組数は19・6%増の4716組、海外組数は49・3%増の515組といずれも過去最高。チャペルで挙式する「チャペルウエディング」が最も人気があり、全体の約8割を占める。写真撮影だけを行う「フォトウエディング」も64・5%増と大きく伸びた。
 国内の地域別を見ると、関東地方からの申し込みが39%で最も多く、次いで近畿地方23%、中部地方16%などとなっている。
 海外からは、特に香港が約1・6倍、台湾約1・5倍と好調に推移した。国・地域別の割合を見ると、香港が56%と半数を超え、台湾34%、中国7%、韓国3%と続いている。
 外国人カップルが市町村窓口に婚姻届を提出し受理証明の発行を受ける「リーガルウエディング」が急増し127件(74%増)となった。
 13年(1~12月)の実績1万921件に対し、県は14年の目標を1万3千組としている。
 調査はリゾートウエディングを取り扱う県内関係企業59社を対象に実施し、回答があった25社の数値を集計した。