東京電力は31日、福島第1原発1号機の原子炉建屋カバー解体に向け、カバー内部に散布した放射性物質の飛散防止剤の効果を確認するため、屋根部分のパネル1枚を試験的に取り外した。事故で水素爆発し、がれきが散乱する建屋上部が、カバー設置から約3年ぶりに姿をのぞかせた。
屋根は幅約7メートル、長さ約42メートルのパネルを6枚並べた構造で、東電は11月上旬にさらに1枚を取り外す。
この日の作業は午前7時前に始まった。7時20分ごろ、大型クレーンでパネルをゆっくりとつり上げ、約15分で建屋北側の地上に降ろした。
(共同通信)
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