【中部】女性視点で誰もが楽しめる大会に―。来年2月15日に開催される「おきなわマラソン」にランガール(東京都練馬区)がPR活動や大会運営のサポート役に乗り出す。各地の大会で女性用のケアブースをプロデュースするなど、全国的に「出場したい大会」へのチェンジを提案する同団体。観光とのタイアップで県外出場者の増加を目指す大会実行委では、改良点のアドバイスを受け、来年大会に反映させる。
ランガールの理事、影山桐子さんは「走った後にライブが聴けたり、ファッションショーがあったり、余韻に浸る心地よさを演出してもいい」と提案。同席したランガールメンバーでモデルの五明祐子さんや、ヘア&メーキャップアーティストの長井かおりさんは、賞品や給水内容などで運営ノウハウを説明した。
また大会会場の更衣室やトイレの配置、アロマの活用など「ちょっとした工夫で出場の満足度を高められる」と指摘。「女性が参加して満足度が高ければ、性別の関係なく誰もが満足度が高くなり、魅力ある大会になる」と話した。
大会実行委員会では、県外出場者の目標を来年3千人に据える。ランガールの各種アドバイスで大会環境の改良や、タイアップの旅行商品などの開発に取り組む考え。