お手柄!「ダニエル号」 行方不明の男児発見 那覇署が表彰


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行方が分からなくなった男児を発見した警察犬「ダニエル号」とパートナーの浦崎敦警部補=29日、那覇署

 10月2日に本島南部で行方が分からなくなった男児を発見したとして、那覇署は29日、8歳雄の警察犬「ダニエル号」とパートナーの県警本部刑事部鑑識課、浦崎敦警部補を表彰した。

 那覇署によると、男児は登校後、学校に現れなかったため、親が警察に通報した。ダニエル号と浦崎警部補が男児の衣服を基に、近所のアパートや駐車場を捜し回り、約40分かけて路上にいた男児を発見した。男児にけがはなかった。
 浦崎警部補によると、ダニエル号は温和で好奇心が旺盛な性格だ。人間に当てはめると年齢は50~60歳になり、ベテランの域になる。これまで路上に対象者の匂いを付着させ、数時間後に追跡させる訓練などを行ってきた。浦崎警部補は「良い結果が出せた。今後も“二人”で訓練を続けたい」と顔をほころばせた。
英文へ→Police dog Daniel awarded for finding missing boy