那覇市長選、告示まで1週間 激しい前哨戦を展開


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(左から)城間幹子氏 与世田兼稔氏

 9日告示、16日投開票の那覇市長選は2日、告示まで1週間に迫った。これまでに出馬を表明している副市長の城間幹子氏(63)と前副知事の与世田兼稔氏(64)の無所属新人2人が、既に激しい前哨戦を展開している。城間氏は自民党県連を除名された市議会保守会派「新風会」と共産、社民、社大、民主の各党が支援する。一方の与世田氏は自民、公明両党が推薦を決めた。

 両氏は同じく16日投開票される県知事選の候補者の集会に参加するなどのセット戦術を展開し、支持基盤の拡大を図っている。
 知事選が告示された10月30日には、城間氏が翁長雄志前那覇市長(64)、与世田氏が仲井真弘多知事(75)の両候補の出陣式にそれぞれ出席し、市長選への決意を訴えた。
 地域の商店街やイベントなどでも支持を訴え、集票活動に全力を注いでいる。城間氏は支部の総決起大会を3地区で済ませ、小規模集会などを重ねている。与世田氏は各種経済界団体から推薦を受け、企業の集まりなどに参加している。
(’14那覇市長選取材班)