【中国時報】来年末開業困難か 新交通システム、試験に時間要す


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 台湾の馬英九総統は10月25日、台北駅を視察し、台北と桃園国際空港を結ぶ新交通システム(MRT)の来年末開業を約束したが、専門家からは走行テストなどに少なくとも2年を要するという声も出るなど、期限内の開業は絶望的という声が高い。

 台湾政府交通部(国交省)高速鉄道局によると、土木関連工事と架線は99%完了しており、1月からは走行テストを開始。信号やシステムの作動テストを経て、来年末には開業の予定だ。
 しかし、従来の新交通システムでは7・2キロ区間の開通に7カ月の試験走行を要したことから見ても、全長51キロの空港路線が、数カ月でテストを完了するのはほぼ不可能。各駅停車の他に直行便も運行させるため難度も高く、専門家は期限内開通を絶望視している。