【中国時報】11ヵ国が輸入制限 違法食用油、損害80億円上る


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 台湾政府経済部(通産省)は10月27日、違法食用油事件の影響で、日本や中国をはじめとする世界11カ国が、台湾製の食用油や違法油を使った疑いのある食品の輸入制限を行っていることを明らかにした。

 輸入制限を行っているのは、日本、中国、香港、マカオ、マレーシア、ニュージーランド、シンガポール、チリ、オランダ、ベトナムなど11カ国。輸出額の減少による損害は22億元(約80億円)に上るとみられている。
 違法油事件とは、食用油大手の頂新グループなど3社が廃油を使った食用油を製造し、大手食品会社などに販売していたというもの。中国は台湾メーカー235社の製品を廃棄して輸入を停止。日本も10月15日から、頂新など3社の油を使用した食品の撤去と輸入の差し止めを行っている。