今夏の賞与、23年ぶり高い伸び 厚労省、水準は依然低迷


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 厚生労働省が5日発表した2014年の夏季賞与の結果によると、従業員5人以上の事業所における今夏の賞与は、昨夏に比べ3・1%増の37万550円となり、1991年の6・3%増に次ぐ高い伸び率となった。増加は2年連続。

 景気の回復傾向を受け企業業績が改善し、賞与にもプラスに働いたという。大企業を対象にした厚労省の別の調査や経団連の調査でも90年以来の高い伸び(いずれも7%台)を示しており、中小企業にも一定の上乗せが及んだとみられる。
 ただ、91年の夏季賞与は45万3127円で、その後は増減したが減少幅の方が大きく、水準としては回復にはほど遠いと言えそうだ。
(共同通信)