基地騒音賠償、100億肩代わり 確定13判決で米分担応じず


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 在日米軍基地などの騒音被害で周辺住民への損害賠償が確定した13の判決をめぐり、米国側が日米地位協定で規定されている分担に応じず、日本側が全額肩代わりしたままとなっていることが5日、分かった。損害賠償金と遅延損害金の総額は約218億円に上り、日本側の肩代わり分は、少なくとも100億円を超えるとみられる。

 判決が確定した騒音訴訟で米国が支払いに応じていないのは、米軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)3件、米軍普天間飛行場(同県宜野湾市)1件、米軍横田基地(東京都福生市など)4件、厚木基地(神奈川県)3件、航空自衛隊小松基地(石川県)2件の計13件。
(共同通信)