日銀総裁、脱デフレへ強い決意 「何でもやる」、追加緩和も


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 日銀の黒田東彦総裁は5日、都内で開かれた共同通信のきさらぎ会で講演し「(2%の)物価上昇目標を早期に実現するため、できることは何でもやる」と述べ、デフレ脱却に向けて強い決意を示した。「必要になればちゅうちょなく調整を行う方針は従来と変わらない」とも語り、今後も追加金融緩和を排除しない考えを強調した。

 日銀が10月31日に追加緩和を決めて以降、黒田総裁が講演するのは初めてとなる。
 黒田総裁は、大規模な金融緩和によってデフレからの転換は着実に進んでいると説明。「デフレという慢性疾患を完全に克服するためには、薬は最後までしっかりと飲みきる必要がある」と話した。
(共同通信)