那覇市長選あす告示 城間氏、与世田氏 立候補へ


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 翁長雄志前市長の辞職に伴う那覇市長選(16日投開票)は9日、告示される。前副市長の城間幹子氏(63)と前副知事の与世田兼稔氏(64)=自民、公明推薦=の無所属新人2人が立候補を表明していて、一騎打ちとなる公算が大きい。

 市長選は市街地活性化や行財政改革、待機児童解消、経済振興、医療・福祉などのほか、米軍普天間飛行場の辺野古移設計画など基地問題に対する政治姿勢などが争点となっている。
 城間氏は自民党県連を除名された市議会の保守会派「新風会」のほか共産、社民、社大、民主各党が支援する。与世田氏は自民、公明両党の推薦を受けている。城間氏が知事選立候補者の翁長氏とセット戦術を展開するのに対し、与世田氏は同じく知事選立候補者の仲井真弘多氏と選挙戦での相乗効果を狙う。
 城間陣営は7日までに各支部の総決起大会を終えた。与世田氏は告示後の11日に総決起大会を開く。両氏はそれぞれ集会などで支持拡大を図っており、活動は熱気を帯びている。