APEC首脳会議が閉幕 自由貿易圏へ工程表


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【北京共同】中国・北京で開催していたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議は11日、域内全域を包括するアジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)構想の実現に向けた「工程表」を承認し、「可能な限り早期」の実現を目指すとした宣言を採択し閉幕した。

 首脳らは実現への課題を探るため、2年間をめどに「共同戦略研究」を実施することでも合意した。一方、中国は構想の実現目標期限を「2025年」と設定するよう提案したが、TPP交渉の機運が阻まれることを懸念した日米やカナダが抵抗し、宣言には盛り込まれなかった。
(共同通信)