12年度社会保障給付108兆円 過去最高を更新


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 厚労省の国立社会保障・人口問題研究所は11日、12年度の医療や年金など社会保障給付費は108兆5568億円で、過去最高を更新したと発表した。11年度から1・0%、1兆507億円増加。統計を取り始めた1950年代から一貫して増加しており、高齢化による膨張に歯止めがかからない状態だ。

 ただ11年度は2・7%増えており、伸び率は例年より鈍化。東日本大震災の発生直後の11年度と比べ、被災者の生活再建支援に関わる給付が減少したことや、児童手当(子ども手当)が見直されたことが影響した。
 社会保障給付費は、医療などの自己負担分を除き、税金や保険料で賄った費用の総額。
(共同通信)