県庁で防災訓練 実際の災害想定、消防不参加


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 県は12日午前、那覇市で震度6強の地震と火災が発生したことを想定した消防訓練を県庁で実施した。職員や来庁者ら約3千人が県庁1階のホールに避難した。これまでの訓練で参加していた消防職員を参加させず、火災の火元も事前に周知しないなど、実際の災害発生時を意識した実践的な訓練となった。

 火災元に設定した県庁本庁舎12階で火災報知器が鳴り、職員らが火元を探して初期消火活動に当たった。エレベーターに閉じ込められた人や、倒れた棚に挟まれた負傷者が発生したことを想定した救助訓練なども行った。【琉球新報電子版】