中堅社員は仕事増え後輩指導不足 連合総研の労組調査


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 仕事が増え、後輩への指導も不足しがち―。30代後半から40代の中堅社員のこんな実態が、労働組合への調査で明らかになった。企業がバブル経済崩壊後に採用を抑制した結果、若手社員が不足し、中堅社員の負担が重くなったことなどが影響しているようだ。

 調査は、連合系シンクタンクの連合総研が、社員の年齢構成などが職場に与える影響を調べるため実施。大企業の労組を中心に390労組が回答した。
 中堅社員が抱える課題を並べ、労組の見方を聞くと、「業務量の増加」「後輩や部下を指導、教育する時間の不足」が問題と答えた労組が62・6%に上り、最も多かった。
(共同通信)