JA全中、社団法人移行を 政府の規制改革会議


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 政府の規制改革会議は12日、全国農業協同組合中央会(JA全中)を頂点とする中央会制度について、農協法から規定を削除し、一般社団法人に移行するよう求める提言をまとめた。JA全中は現状維持の方針を示している。来年の通常国会への関連法案提出に向け、農協改革をめぐる政府や自民党、農協の攻防が激しくなりそうだ。

 提言は、中央会は「自らの実力で組織を束ねればよい」と指摘し、法的な裏付けは必要ないとした。地域農協の自由な経営を尊重するのが狙いで、経団連などと同様の一般社団法人化を求めた。
(共同通信)