有識者の第2回景気点検会合 再増税延期、少子化対策に遅れ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
有識者による第2回の景気点検会合に臨む甘利経済再生相(左)=13日午前、首相官邸

 政府は13日、有識者による第2回の景気点検会合を首相官邸で開き、有識者9人が「国民生活・社会保障」をテーマに議論した。会合に提出した資料で、大日向雅美恵泉女学園大大学院教授や労働・子育てジャーナリストの吉田大樹氏は、与党内で広がっている消費税再増税の延期論に対し「少子化対策に致命的な遅れをもたらす」などと指摘し、予定通り来年10月に再増税を実施することに賛成した。
 これに対し、白石興二郎日本新聞協会会長(読売新聞グループ本社社長)は自社の見解として「7~9月期の国内総生産(GDP)速報値次第では、増税を1年半程度先送りすることも選択肢」と延期を容認。
(共同通信)