警察庁、不明遺体DNAをDB化 身元確認に活用


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 警察庁は13日、身元不明遺体と行方不明者のそれぞれのDNA型をデータベース(DB)化すると発表した。データを突き合わせ、遺体の身元確認に役立てる。警察庁の幹部は「認知症の高齢者が徘徊途中に事故で亡くなったケースにも活用できる」としている。
 今年6月に閣議決定された死因究明等推進計画が、遺体の身元確認にDNA型情報を活用するよう求めていた。警察庁は関係する国家公安委員会規則を改正する。14日から1カ月間、一般の意見を募り、施行は来年4月の予定。
 警察庁は現在、捜査対象となったことがある人のうち一部から採取したDNA型計約56万件をDBに記録。
(共同通信)